ストライダーの足跡

オフロードバイクで近畿の林道探索、歩きやママチャリで大阪の街中散策、はたまたYouTubeで音楽紹介など、自由気ままなストライダーの雑記帳。

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ジョー・ブラックをよろしく ジョー・ブラックをよろしく
ブラッド・ピット (2006/04/01)
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
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★★★★

Meet Joe Black (1998年)  

1920年代の舞台劇を元に1934年に制作された映画「Death Takes a Holiday」のリメイク。
監督は「ミッドナイト・ラン」のマーティン・ブレスト
音楽は「モンタナの風に抱かれて」のトーマス・ニューマン
(このモンタナもよかったなぁ。。。)

人の世界に興味を持った死神が、人の体に乗り移り人間界を見学にやってきて、人間の女性に恋をしてしまうっていうラブ・ロマンティック・ファンタジー(?)ものです。

この映画、結構評価が大きく分かれるというか酷評が目立ちます。
スローペース(悪く言えばダラダラ?)で181分は長すぎとか、ストーリーがみえみえでばかげてるとか、都合のいい大団円とかとか。
で、逆に褒めてるコメントはというと、たいていブラピのファンなんですよね。
ホプキンスの演技も好評ですが、ブラピファンにとっては終始甘いマスクが堪能できることで、お腹いっぱいって感じなんでしょうか?w

こう書いてるとなんか私なら毛嫌いしてしまいそうな感じがプンプンしてるんですが、この映画、なんかヘンに好きなんですよねぇ。
おまけにこの映画でブラピのファンにまでなってしまいました。

確かにちょっと変ったというかヘンな突っ込みどころはいっぱいあります。
異常にリアルな交通事故シーンとか、ロリコン趣味を垣間見せる脇役のクインスとか、可愛い妹の方をヘンにえこひいきする父親像とかとか。
ここまでする必要があったの?って思わせるような場面が数多く散りばめられています。

にもかかわらず、この映画が気になってしまう魅力ってなんなんでしょうか?

一つのカットが異常に長く、言葉ではなく目で心の内面を語るシーンを時間をかけて、まるで太極拳の動きのようにじっくり撮られています。
(恐らく、普段から忙しく生活してる人には生理的に合わないかもです。)
この辺り、へたな役者では全然絵にならなかったに違いないんですが、ブラピ、フォラーニ、ホプキンスの3人の演技はすばらしいです。

また、富豪の一家が話の中心になっているので設定が色々と豪華です。
自宅なんかも実際の富豪の豪邸で撮影してる感じなんですが、これが不思議に嫌味が無いんですよね。
さりげなく映る廊下の壁に飾ってある絵画なんかも品があるというか、シックで趣味がいいです。
TVで有名人のご自宅拝見とかやってますが、あれを見たときによく感じる、成金が飾り立てたような嫌らしさが少しもありません。w
そういった品のある静の質感みたいな雰囲気がこの映画の映像や音楽には漂っています。

ラストの方で三途の川を渡る前にブラピとホプキンスが会話するシーン、この映画のテーマはこのシーンに集約されていると思います。

“It's hard to let go,isn't it?”(去りがたい?)
“Well,that's life”(そう、それが生だ)

家族愛とか男女の愛の在り方とか色々な愛が描かれていますが、メイン・テーマは死神という題材を使っていることからも “生” への愛、生きることの意義・すばらしさをこの映画は伝えたかったのだと私は思っています。
色々ヘンな突っ込みどころも、このシーンで全て帳消しになるくらいこのシーンは素敵です。

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